ニュース

2020年9月11日

シンポジウムを開催します。

昨年度最優秀賞の舞台である真鶴には、「美の基準」で知られるまちづくり条例があります。その制定を支援された五十嵐敬喜氏を招き、基調講演・パネルディスカッションを行います。今年はコロナ感染対策のためオンラインによる配信となりますので、皆様是非ご覧ください。

「美の基準」とLOCAL REPUBLIC AWARD

日時:2020年9月27日(日)13:30〜16:00

登壇者(敬称略):
五十嵐敬喜(弁護士・法政大学名誉教授)
LRA2019最優秀賞受賞者/川口瞬・
來住友美(真鶴出版)、
冨永美保(トミトアーキテクチャ)・
伊藤孝仁(AMP/PAM、元トミトアーキテクチャ)
LRA2020審査員/山本理顕、北山恒、
陣内秀信、ジョン・ムーア、大西麻貴

内容:
第一部(13:30~)
審査委員長(山本理顕)挨拶
LOCAL REPUBLIC AWARDとは
基調講演(五十嵐敬喜)

第二部(14:30頃~)
LRA2019最優秀賞受賞者プレゼンテーション
パネルディスカッション

公開方法:建築倉庫ミュージアム公式YouTubeチャンネルにて無料オンライン配信
https://www.youtube.com/c/archidepotmuseum

2020年8月27日

「LOCAL REPUBLIC AWARD 2020」を開催いたします。

コロナ禍によって2020年の上半期はすっかりと日常が様変わりしてしまいました。

家ごもりの中で、皆さんも様々な想いを馳せたことでしょう。実行委員会一同としては、このような状況こそが、LRAの理念に沿った新たな日常になり得るのではないか、そんな風に考えました。長距離の移動を最小限にし、各地域がそれぞれの地の利、循環をもって豊かな社会圏を築く、それこそがLRAの目指すところです。

昨年開催した第2回では、応募数こそ第一回に比べて減った43作品だったものの、単なる空間(建築)提示や、単なる企画に終始する作品は少なく、どちらをも目指した極めてレベルの高い作品が揃いました。LRAの想いが多くの方々と共有でき始めていることを実感しました。

近代以前の社会においては、目の届く範囲、手の届く範囲で相互に助け合う事が当たり前でした。主旨文にあるような、自分や家族のためだけではなく地域と共存できる住み方は、私たちの本来あるべき姿ではないでしょうか。

3年目の今年も、グローバルやマスの台頭により現代社会で失われつつある「LOCAL REPUBLIC」の概念を持ち、未来に向けて勇気と理想を持って活動しているプロジェクトを応援致します。

是非このAWARDに応募して、次世代の「新たな日常」の先導役になって欲しいと切に願います。

LOCAL REPUBLIC AWARD
実行委員
実行委員長田井幹夫
実行委員蜂屋景二・日野雅司・
仲俊治・玄間博己

主旨

COVID-19は、世界中で、濃密なコミュニティーを媒介にして感染が広がって行った。一方、現在の日本では、毎年のように様々な自然災害にみまわれている。そこでもっとも傷つけられているのはコミュニティーである。そして、その災害から立ち直るのも豊かなコミュニティの力による。いま改めて我々はコミュニティーの力について問いかけられている。コミュニティの力とはお互いに助け合う力である。

「お互いに助け合う」そのような住み方ができないだろうか。もしそんなことが可能だとしたら、「一つの住宅に一つの家族が住む」という従来までの住み方とは決定的に異なる住み方を考案する必要がある。「1住宅=1家族」という住み方は、そこに住む家族のプライバシー、その内側の幸福を大切にするためには良くできた住宅の形式だが、それがいくつも集まってお互いに助け合うようなコミュニティーをつくることはできない。
私たちは「1住宅=1家族」に代わる新たな住み方を提案してほしいと切に願っている。いや、すでにそのような生活の仕方を実現している人たちがいる。勇気を持って行動しているそうした人たちに出会いたいと思う。そしてその勇気を多くの人と分かち合える手伝いをしたいと思う。住むことは単に住宅の内側に住むという意味ではない。地域社会の人々と共に住むという意味である。そのためには、たとえばエネルギーの生産システムと消費のシステムとを見直すことである。遠いプラントから送られる電気エネルギーはなく、地域固有の生産方法と効率的な消費システムによって、エネルギーの地産地消が実現されるはずである。あるいはゴミ、あるいは交通システム、そうしたインフラと一緒に住み方を考えることが、地域社会の人々の助け合いの活動を活性化させるはずである。
そして最も重要なのは経済である。「1住宅=1家族」は単なる消費の単位でしかない。「1住宅=1家族」には経済活動が組み込まれていない。
どんなに小さくてもいいから生業(なりわい)と一緒に住む場所を考える。それは単に利潤のためだけではなく、それだけで地域社会の人々の生活と深く関わるようになるはずである。
前回最優秀賞の「泊まれる出版社・真鶴出版2号店」の活動は、観光客の人々と地元の人々とをつなぐ正にその実践であった。周辺に開かれたこの建築が一つできただけで、真鶴の地形や自然環境やコミュニティーがいかに魅力的か、それが分かる。そして、単なるアパートを職住一体型の住まい方が実現するように造り替えることで、なんでもない駐車場が地域の人々が集まる広場になってしまうという離れ業を演じてくれたのが優秀賞の「欅の音terrace」である。
こうした建築空間は、私たちの未来の住まいのいわばモデルである。こうした人々の活動を応援したい、それが「LOCAL REPUBLIC AWARD」の主旨である。

審査委員長山本理顕

LOCAL REPUBLIC AWARD 2020
募集/開催要項

審査員

<審査員紹介> 2020年8月時点

山本理顕(審査委員長)

建築家・名古屋造形大学学長。
初期の住宅から住居の集合形式を主題にした建築作品で、
日本の建築界をリードする。
Y-GSAでは”地域社会圏”をテーマにしたスタジオ教育を行い、
『地域社会圏モデル』『地域社会圏主義』等の著書により
コミュニティ機能をもつ現代都市を提唱する。

北山恒

建築家、法政大学教授、横浜国立大学名誉教授。
日本建築学会作品賞、ARCASIA 建築賞ゴールドメダルなど数々の実績に加え、
横浜市都心臨海部・ インナーハーバー整備構想、横浜駅地区大改造計画への
参画など街づくりにも精通する。

陣内秀信

建築史家・法政大学特任教授。アマルフィ名誉市民。
ヴェネツィアを始めとするイタリアからイスラム圏を含む地中海世界、
江戸・東京の建築・都市空間を調査・研究。
『東京の空間人類学』を代表に数多くの著書、講演・テレビ出演を通じて
都市の魅力を伝える。

ジョン・ムーア

大手広告会社、パタゴニア日本支社長を経て、
各地域に残された原種の種を守る、一般社団法人SEEDS OF LIFEを設立。
自らも農業やガーデンデザインも行いながら、様々な地域で種から持続可能な
農業と新しい経済システムを提案する社会起業家として活動中。

大西麻貴

建築家、横浜国立大学客員准教授
共同設計者の百田有希と共に、住宅やインスタレーションから公共建築まで、
幅広い規模の建築プロジェクトを手掛ける。公共建築のプロセスにおいては、
対話を重視し、建物を作ることを通してまちづくり全体を考える姿勢で取り組む。
JIA新人賞、建築学会作品選奨など受賞多数。

応募対象

『生活圏と経済圏が混在してコミュニティが成り立つ“LOCAL REPUBLIC”を体現するもの』

  • ・住宅、商業建築、商店街、街全体など対象物を問わない
  • ・現に活動しているものを対象とし、イメージ、アイデア段階のものは対象としない

審査基準

  • ・自治的な活動が行われているか
  • ・経済的な活動が行われているか
  • ・活動自体に持続性があるか
  • ・それらが美しい空間として表現されているか

選考方法

一次審査 書類選考
最終審査 一次審査通過者のプレゼンによる公開審査会

提出資料

A3横一枚(応募フォーム内ストレージにて提出)

日程

2020年

8月27日 募集開始
9月27日 シンポジウム
10月18日 応募締め切り
10月25日 一次審査
11月7日 最終公開審査会

賞金

最優秀賞 ¥2,000,000
優秀賞 ¥200,000 × 2点
特別賞 ¥50,000 × 数点

応募フォーム

代表者連絡先

提出物

提出物記載内容:フォーム自由

必要記載事項:プロジェクト名、写真/イメージ画

※アップロードいただけるファイルは10MBまでとなります。
極力10MB未満に抑えて頂き、どうしても容量が必要となる場合は以下の事務局メールアドレス宛にご連絡ください。

申し込みが完了されました、
ご応募ありがとうございます。
登録完了のお知らせがメールにて
自動配信されますので、
ご確認お願い申し上げます。

開催

主催 LOCAL REPUBLIC AWARD実行委員会
一般社団法人地域社会圏研究所
協賛 寺田倉庫株式会社
一般財団法人首都圏不燃建築公社
協力 建築倉庫ミュージアム
事務局連絡先 info@localrepublic.jp